耳の病気
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耳あか
知っていましたか?耳鼻咽喉科で耳あかを取ってもらえることを
当院では顕微鏡を使い、耳あかの状態をお見せながら専門の器具で優しく取り除きます。
特に1歳未満のこどもさんの耳掃除は、耳を傷つける場合もありますので、耳鼻咽喉科での掃除をご案内しています。
耳あかが溜まっていると・・・?
耳あかが溜まると、耳がつまった感じがしたり、耳で音がしたり、聞こえが悪くなる場合もあります。
お年寄りの方は何年も掃除をしていないと固くへばりつき、ご家庭で耳あかを取ることが困難な場合も多く見られます。
こどもさんの場合は、動いてなかなかきれいに掃除ができません。
耳あかが溜まる頻度には個人差が多く、2週間に1回来られる方から半年~1年に1回来られる方までさまざまです。
気兼ねなくご来院ください。
突発性難聴
突発性難聴のよくある症状
- 朝起きたら片方の耳が聞こえなくなっていた
- 何かの拍子に急に耳がつまった
突発性難聴の原因
内耳の血行障害と言われていますが、疲労が溜まったときやストレスなどで起こる場合が多いです。
聴力検査室
突発性難聴の検査法
顕微鏡での耳の診察、聴力検査、耳のレントゲンなどで総合的に判断します。
必要があれば、脳の詳しい検査(MRI)をする場合もあります。
突発性難聴の治療法
程度によって、(1)内服治療のみ (2)内服と点滴(毎日)の併用 (3)入院治療、と分かれています。
より詳細をお知りになりたい方は、 厚生労働省e-ヘルスネットを参考にされてください。
メニエール病
メニエール病のよくある症状
- 目がくるくる回る
- 耳鳴りや耳のつまった感じを伴う
メニエール病の原因
内耳のリンパ液が増えることが原因と言われていますが、突発性難聴と同じで疲労やストレスで起こる場合が多く見られます。
メニエール病の検査法
フレンツェル眼鏡という眼鏡をかけて目の動きを観察します。これで今どの程度目が回っているかが分かります。
メニエール病の場合、聴力が下がっている場合が多いので、全員に聴力検査を行います。
耳鳴りの治療
治療の三本柱は①理解②薬による治療③低出力レーザー治療です。
①理解
なぜ耳鳴りが起こっているのかを説明し、理解していただきます。
これだけでも不安感がなくなり、耳鳴りが楽になります。
加齢による難聴が原因の耳鳴りがほぼ半数以上です。
不安がさらに耳鳴りを増悪させている場合も多く、必要に応じて脳のMRIを撮影する場合もあります。
②薬による治療
ビタミンB12や内耳の循環を改善する薬、筋肉の緊張をやわらげる薬、漢方薬などを服用します。
③低出力レーザー治療
当院では低出力(半導体)レーザーの治療も行っています。
末梢神経の興奮を鎮め、安定化させる働きや、血液の流れを良くする作用、また炎症を抑える作用があるため、耳鳴りには有効と考えられています。
耳の周囲のツボ(経穴)や星状神経節(交感神経遮断作用)に照射することにより、循環を改善させます。
耳の周囲への照射は、微小循環系の血管が拡張することによりもたらされた酸素・栄養物の供給による組織治療作用が働くものと思われます。
また星状神経節への照射は、交感神経の過緊張を緩和し、全身の血行改善を行い、血液中の酸素や栄養分、自然治癒力を助ける免疫物質を全身に供給することができます。
また顎関節症や肩こりからくる二次的な耳鳴りに対しては、痛みをやわらげたり筋肉の緊張を緩和することにより耳鳴りを改善することができます。
週に2回程度レーザーを当てることによって軽快する場合が多く見られます。
今回新たなレーザー器械(ソフトレーザリーJQ-W1 2019年12月)を導入しました。